本と科学と尊みと

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子供のピアノの発表会と、『本好きの下剋上』

今日は、子供のピアノの発表会に行ってきました。

あれって、裏方をやっている先生方って大変で、子供によって、椅子の高さとか、踏み台の高さとか、調整しなきゃいけないのですよね。

 

子供ごとに背の高さが違うから、ちょうどよくピアノを弾ける椅子と台の高さが違うので、踏み台を出したり引っ込めたり、連弾をやる子のために二台目の椅子を出したり引っ込めたり。

 

で、準備ができたら、手を貸して椅子に座らせて、スカートを整えて。

演奏が終わったら、舞台から降りる子供に手を貸して。

 

いろいろとやることが多くて大変なのです。

 

で、子どもたちのおめかししたドレスと相まって、「本好きの下剋上」から、以下のシーンを思い出しました。

 

 椅子を見つめて途方に暮れていたわたしは、通じるか通じないかわからなかったけれど、右手の指先を揃えて頬に当て、左手は腕を組んだ時のように右手の肘に添え、フランを見上げると、少し首を傾げた。

 そして、そのまま3秒待機。

 

「……失礼いたします、マイン様」

 

 フランがわたしの脇に手を入れて、椅子に座らせてくれた。

 

 おおぉぉ! 通じた!?

 

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本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 作者:香月 美夜

第二部 神殿の巫女見習い より

 

平民であったのに、上流の身分として生きていくことを決めたマインが、椅子によじ登るなんてはしたないことをするわけには行かず、付き人としてあてがわれたフランさんに、初めて椅子に座る補助を受けたシーンです。

フランとの関係が変わっていく始まりのシーンでもあり、序盤の中でも好きなシーンです。

 

子どもたちも、発表会のこの日はお姫様。

マインと同じく、大人の手を借りて、椅子に座り、緊張しながらも一生懸命に演奏する姿は、とても好ましいものでした。

こういう経験をきっかけに、強く、美しく、生きていけるようになってほしいものです。

 

うちの子も最高だったけれども、皆、がんばってて、少し止まりそうな演奏にドキドキしつつも、楽しく演奏を聞けたひとときでした。

 

先生の皆様もお疲れ様でした。先生方のおかげで、子どもたちも、少しずつおとなになって、成長していってくれています。

 

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「神殿の巫女見習いI」

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「神殿の巫女見習いI」