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【感想】俺たちは異世界に行ったらまず真っ先に物理法則を確認する2 【微ネタバレ】

高専生たちが異世界で頑張るハイファンタジー、第2巻のご紹介です。

今回は、ファンタジーではおなじみの「精霊」をオオヤマコウセンメンバーがハックします。

全編とおして、相変わらずのちょっと暴走した理系っぷりに、ニヤリとすることしきりでした。

今回は、印象に残ったセリフからいくつか紹介します。

 

どの周波数も無許可で使い放題って文言、もう絶対にヤバイ

幹人くんが、電波法なんてわかるはずもない異世界人を煙に巻こうと、テクニカルタームでこんなことをまくしたてるのですが、その様子がとっても楽しそうでヤバイです。

無線技術者の端くれとしては、確かにこれはヤバいとしか言えない。技適とか電波法とか電波防護指針がない世界ってヤバイ。

 

泣いてる女はシステムとして非線形過ぎて手に負えん

照治さんのセリフです。

この、「非線形過ぎて」という表現、かける言葉に対する応答が予測できなくて、男性からはとってもわかりにくい、という女性の傾向がひとことで伝わって、大好きです。

線形で応答が変わるものってわかりやすくていいよね。

たまに、であれば、予想しない応答が帰ってくる系、というのも、いいのかもしらんですけど。

 

精霊は精霊聖水にインストールされるアプリケーション

以下の台詞とあわせて。

精霊魔法はネットに繋いでないと使えないアプリみたいなもんだ

ファンタジーにつきものな、精霊も、理系にかかればこんなもんです。

マジカルでファンタジックなロマンはないけど、テクノロジーなロマンは大いにあるのです!

 

今この世界で最もカレーに漸近する何か

カレー、あの世界にはないんですね。

漸近、という表現が、カレーの実現に向けて進化しつつあるけど、まだ完全ではない、っていう感じを醸し出していて、良いですね。

 

このかっこいいザザ・ビラレッリがやりましょう

ザザさんに関しては、以下の台詞もあわせて。

「実は、魔物はですね」「殴り続ければ大抵死ぬんです」「倒せない、っていうのは大抵、殴り足りないだけなんです」

ザザさん、第一巻ではクールなツンデレなのかとも思ったのですが、素直な可愛い子なのに脳筋、という、良い感じのキャラになっています。

主人公に色々委ねちゃってるのは、いろいろあった反動だったり、年相応だったり、なのかもしらん。

まあ、これはこれで可愛いし、キャラも立ってるので好きです。

 

まとめ

理系言葉、というか、専門用語って、理解できれば、意味が濃くて概念が詰まっていて、いろいろなものが想像できて、いいですよね。

ちなみに、作者は違いますが、森博嗣のS&Mシリーズの、犀川先生の「境界条件」という言葉の使い方もみらーは大好きです。

 

第1巻の感想も書いていますので、以下の記事もぜひ。

[blogcard url="http://galleon.blue/2017/03/24/joyful_engineers_in_aother_world/"]

 

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