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ハードウェアエンジニアでもフリーランスがしたい!3つの方法を考えてみたよ。

一般に、フリーランスエンジニア、といえば、IT系のエンジニアというイメージがあります。実際、ランサーズなどに乗っている案件は、Web系のサービスや、各種ソフトウェアの案件が多くなっています。

いっぽう、ハードウェア、電気回路関係のフリーランスというのはあまり聞いたことがありません。ランサーズにも、そういった案件はほとんど無いようです。

では、ハードウェアエンジニアはフリーランスになれないのでしょうか。わたしもこの時代のハードウェアエンジニアです。会社のアレコレに縛られず、フリーで自由に仕事したい、と思うこともあります。今回はその可能性について考えてみました。

目次

soldering

1.フリーランスのハードウェアエンジニアが少ない理由

まず、なぜフリーのハードウェアエンジニアは少ないのでしょうか。理由を考えてみました。

①設備投資額が大きい

お金がかかる、というのがひとつ目の理由です。

作成した回路の動作確認には、最低でもオシロスコープの1台くらいは必要でしょう。高周波回路であればスペクトラムアナライザとネットワークアナライザが必要になります。

分野によっては、大電力の200Vの電源がないと、動作確認もできないこともあるでしょう。

これらの機材を買い、きちんと校正を取って維持していかないと、回路技術者のアウトプットの品質は担保できないと思います。そして、そのためにはかなりのお金が必要になります。パソコン1台でスタート、というわけには行かないのです。

②モノに触らないと仕事ができない

ふたつ目の理由は、モノを試作して触りながら評価する必要があることです。

スマホサイズ程度の小型の端末ならまだいいのですが、制御盤などの大きなサイズの製品では、それなりのスペースが必要になります。

また、試作品を作って、運び込んで、ということにより、どうしても、スピード感やどこでも作業できる、といった、フリーランスならではのメリットが、活かしにくくなります。

スタバでノートパソコン、なら格好もつきますが、スタバでプリント基板と半田ごて、は迷惑なだけでしょう。

③需要が少ない

ITは、いまや殆どの業種で活用されています。ホームページの作成、運用から、Web上での各種サービス、各種業務の自動化など、幅広く、たくさんの案件があるわけです。その上、サーバのOSが変わったらシステムを作り直し、なんてこともあります。

いっぽう、電気回路の設計を必要とするような業種は、それほど多くありません。各種メーカーくらいなものです。アパレルが自分の会社で使うためにITシステムを構築することはあっても、電気回路をつくる、なんてことはとても無さそうですよね。

そんなわけで、仕事の絶対量が少ないのです。その上、各社でそれなりの数の技術者を持っていますから、フリーランスの出番はほとんど無い、というわけです。

Footballin' in Baghdad

2.ハードウェアエンジニアがフリーランスになるにはどうしたらよいか

ネガティブな条件ばかり言ってしまいましたが、では、回路技術者が会社に縛られずに生きていくには、どうすればいいでしょうか。いくつか考えてみました。

①高い技術を身に着けて、技術コンサルになる

技術士資格を持っているような技術者が、独立して、特定の技術分野のコンサルタントをしていることがあります。「○○技術士事務所」とかいうやつですね。この方法は、顧客がつけば、高収入が得られるようです。

ただ、これには多くの経験と高い技術が求められるように思います。また、信用を得るために、技術士資格を持っていると良いのですが、この資格取得もそれなりにハードルが高いです。

②オリジナルの製品をつくる

独立して、オリジナルの製品をつくる、というのもひとつの手です。例えば、わたしがよく使っているツール工房さんは、このパターンのような気がします。特定の用途にはとても便利!というニッチな特化型であれば、生きる道はあるように思います。

また、斬新な製品をつくってKickstarterに出してみる、というのも良いでしょう。以下の記事で紹介した製品なんかは、たぶん、技術的にはそれほど難しいことはしていないです。アイデアと実行力の勝負です。

www.galleon.blue

必要な各種機材は、Kickstarterからの投資で揃える、とかでも良いのかもしれないです。

③IT技術者に転向

いっそ、回路技術者としての道をあきらめてIT技術者になる、という手もあります。だって、需要が多くて仕事がたくさんある仕事に移る、というのは、経済的にはある意味当然のことでしょう。今なら、各種学習サービスもあります。しかも、以下の記事のように、「つかえないおじさん」だった人が、世界的に活躍している事例もあるわけです。

IoTが叫ばれている今、組み込み系のプログラミングの需要もどんどん増えそうです。そこは、回路技術者としての経験が生かせる場所だと思いますよ。

まとめ

今後、フリーの回路技術者と会社をつなぐマッチングサイトみたいなものがでてくると、もっとフリーになりやすくなるんですけどね。誰かやりません?

まあ、あまり他力本願なのもなんなので、わたしとしては、②か③で勝負してみたいなぁと思っています。