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他人のためにやるものではない!わたしが技術士をめざすのをやめた理由

技術士という資格について

技術士という資格は、あまり知られていないと思います。

技術士(ぎじゅつし、Professional Engineer)は、技術士法(昭和58年4月27日法律第25号)に基づく日本の国家資格である。有資格者は技術士の称号を使用して、登録した技術部門の技術業務を行える。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%80%E8%A1%93%E5%A3%AB
科学技術に関する能力を国が認める、というもので、技術コンサルなどを行うときの権威付けに使われたりします。

また、建築、土木など一部の業界では国などから仕事を受注するための必須資格とされています。大手ゼネコンでは技術士か博士号のいずれかを持っていないと、技術者はしょうしんできない、みたいな話を聞いたことがあります。

ですが、かなりの難易度の資格です。択一式の試験のほか、論文試験に面接試験まである、と言えば、その程は想像できるでしょうか。当然、試験対策には、長い勉強時間と参考書、セミナー等の費用がかかります。


技術士になろうとしていた理由

わたしの仕事は、建築、土木のような技術士資格が直接的に役立つ業界ではないのですが、わたしも、技術士になろうとしていました。

理由は以下のような感じです。
  1. 土木業界にいた親に勧められた。期待された。
  2. 会社から勧められ、期待された。
  3. 技術者として箔を付けたかった。
振り返ってみると、他人のために、他人からどう見られるかといったことのために時間とお金をかけて勉強して、資格を取ろうとしていたわけです。


他人のための時間も労力もかけたくない!

数年前に受験資格を得てから、受験してやろう、と、参考書を読んだりして準備を進めてきました。
いつも、来年度は受けよう、と思っていたのですが、仕事に家事に子育てに時間をかなり取られ、思うように準備が進みません。

というか、実のところは、時間が取れない、というよりも、時間をかけるだけのモチベーションがありませんでした。スキマ時間でも、何かやれたはずだから。

モチベーションが上がらなかったのは、結局、他人のために受験しようとしていたからだと思います。深層心理のわたしは、他人からどう見られるか、なんてことのために、多大な労力とお金をかけて勉強したくない、ということが、わかっていたのだと思います。

そのことが自覚できたから、このたび、技術士になることをやめることにしたのでした。

たぶん、1番重かったのは親からの期待

先に挙げた、技術士になろうとしていた理由のなかで、親からの期待、が大きなウェイトを占めていたように思います。

親が果たせなかった資格攻略をしたい、だとか、あきらめたら親をがっかりさせるだろうな、とか、そういう気持ちが大きかった。

親のために勉強して頑張ろうとしていたんだなぁ。

でも、それももうやめました。親のために生きるのではないのです。わたしには役に立たない資格で、親を喜ばせようとするのはやめたのです。

つい最近まで、こんなところにまで親に依存していたのだなぁ。わたしもう、良い子でなくてもいいのですのに。